2009.12.23 [WED] 協会リリース Twitter Facebook Google+ LINE 11節 マッチリポート(近鉄 8-41 三洋電機) C:2009, JRFU(Photo by A. HASEGAWA) 近鉄ライナーズ 8-41 三洋電機ワイルドナイツ 【week11/2009年12月19日(土) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】 前節ホンダに対し1点差で逆転勝ちしたものの、チームディフェンスに課題が残る近鉄ライナーズと、全勝でリーグ首位をひた走る三洋電機ワイルドナイツの対戦。 前半、近鉄ライナーズは、地元サポーターの後押しを受けディフェンス陣が前に出てダブルタックルで三洋電機の攻撃をくい止め、前半中盤まで互いにPG1本ずつと善戦する。しかし25分、三洋電機は、右中間ラックからの右展開で右WTB14番 北川がトライを決めて均衡を破ると、35分にもゴール前5m右中間スクラムからNO8龍コリニアシがトライをし、前半を3-13で終える。 後半、先取点を挙げたのは三洋電機、距離のあるPGを FB15番 田邊が着実に決め、3-19と突き放しにかかる。しかし近鉄も、14分、左WTB11番 四宮がパスインターセプトし60m独走、トライを奪い8-19と追いすがるもここまで。以後は一方的に三洋電機が攻め続け、近鉄ディフェンスの乱れも突いて、3トライ・2ゴール・1PGを奪い8-41と開幕以来11連勝。勝点を52と伸ばしリーグ首位の実力を見せ付けた。 近鉄は、前半こそ激しく前に出るディフェンスで対抗したが、相変わらずラインアウトが安定しない、後半には組織ディフェンスが確立できない、試合全般を通じては、相手ディフェンスをブレイクする術がないなど、反省材料山積の一戦。 三洋電機は、後半から若手選手の堀江などを積極的に起用するなど、選手層の厚さを見せるとともに、この試合全般を通じて運動量ある激しいプレーをファンに提供した。 MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)には、三洋電機の右WTB14番 北川選手が選ばれた。(山林 右二) ● exhibition この日の試合前、2016年の五輪正式種目に7人制ラグビーが決定したことをうけ、女子7人制ラグビーのエキジビションマッチも開催された。