2011.01.30 [SUN] 協会リリース Twitter Facebook Google+ LINE トップチャレンジ1 第3節マッチサマリー(NTTドコモ 50-7 九州電力) C:2011, JRFU(Photo by A. HASEGAWA) NTTドコモレッドハリケーンズ 50-7 九州電力キューデンヴォルテクス 【トップチャレンジ1 第3節/2011年1月29日(土) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】 前節までにトップリーグ自動昇格を決め、一位通過して日本選手権への出場切符を確保したいNTTドコモと、トップチャレンジ1での勝ち星がなく、自動昇格は無くなったが一年でトップリーグ復帰を狙い入れ替え戦での勝利へ向けて態勢を整えたい九州電力の一戦。 前半、NTTドコモのKOで開始され、序盤は互いに攻守が入れ替わる展開の中、NTTドコモが5分、自陣22mLからFB15沼田が左タッチライン際を70m以上走り切り先制トライを挙げ、SO10ガードがゴール決めると、12分までに2トライを奪い19-0と実力差を見せ付ける。これ以降、28分まで九州電力はNTTドコモ陣内深く攻め込む場面も見られたが、NTTドコモの分厚いディフェンスを破ることができず、得点に至らず。 逆に前半終了間際の39分にゴール前10mラックからNTTドコモFL6箕内がトライを決め、26-0とNTTドコモが大きくリードして前半を終了。 後半は、九州電力のディフェンスは広く展開しているものの厚みが不足し、再三NTTドコモに得点を許すパターンが続く。結局、九州電力の得点は21分、入れ替わったCTB21番アトキンソンがあげた1トライ(ゴール)のみ。個々のパワー、スピードで圧倒したNTTドコモが後半も集中力が途切れることなく4トライ2ゴールの24点を挙げて、50-7で九州電力を下した。 NTTドコモは、平成15年にトップウェストAに昇格して以来苦節7年、初のトップリーグ昇格に全勝で花を添えて日本選手権初出場を果たし、早稲田大学と対戦することとなった。 郷田監督(右)、松本ゲームキャプテン ◎九州電力キュウーデンヴォルテクス ○郷田正監督「厳しい戦いが続く中、多くのご声援を頂戴し、ありがたく思う。今日は入れ替え戦に向けて、新たな気持ちで臨んだゲームだったが、ブレイクダウンのターンオーバーに対応できず、大敗を喫してしまった。入れ替え戦(対ヤマハ発動機ジュビロ)に向けて、頑張るしかない」 ○松本充ゲームキャプテン「(チャレンジマッチで)4位が確定した中、自分達のプライドのために臨んだゲームだった。勢いのあるドコモにゲームの入りから激しくコンタクトする意識を持ってプレーしたが、ご覧の通りの結果となった。力不足を痛感している」 ──敗因と今後の展望について。 ○郷田監督 「二人目のサポートプレーが遅く、簡単にジャッカルされていることが大きな原因。ブレイクダウンでのコンタクトと、DFが崩れた原因を分析し、方向性を確認したい。目標は失っていないし、強い気持ちも維持している」 ○松本ゲームキャプテン 「立ち上がり時、簡単にトライを獲られすぎた。気持ちが切れたらゲームにならない。もう一度チーム内で全ての点を確認していく」 マコーミック ヘッドコーチ(左)、尾方キャプテン ◎NTTドコモレッドハリケーンズ ○A・F・マコーミック ヘッドコーチ「最後まで集中力を切らすことなく、51点を獲れたことはよかった。全ては今日から新たなスタートである。日本選手権緒戦は早稲田大学との対戦だが、今までの対戦相手とタイプが違うと感じている。ラックからの動き出しが速く、更なるレヴェルアップを心掛けたい」 ○尾方宏之キャプテン「まずは、ご声援いただいた皆様に感謝します。途中中弛みもあったが、全勝でチャレンジマッチを終えたことは良かった。今季はDFを中心にレヴェルアップを図ったが、今日の中弛みにも見られるように、まだまだな点も多い。一週間で修正し、日本選手権に臨みたい」