2009.10.12 [MON] 協会リリース Twitter Facebook Google+ LINE 5節 マッチ&会見リポート(トヨタ自動車 56-10 福岡サニックス) C:2009, JRFU(Photo by A. HASEGAWA) トヨタ自動車ヴェルブリッツ 56-10 福岡サニックスブルース 【week5/2009年10月11日(日) at兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場】 秋の風が心地よい快晴のなか、福岡サニックスのキックオフでゲームが動き出す。 開始直後から、トヨタDFが効果的にプレッシャーをかけ続け、福岡サニックスの前進を阻む。 福岡サニックスの粘り強いアタックに、反則を犯し2分にFB15田代に先制PGを許す(0-3)ものの、サニックス陣15m付近から右展開、SO10黒宮があっさりトライ(G成功3-7)。BKの豊かなラインスピードが生んだ技ありのトライ。 直後、キックの応酬となり一進一退を繰り返すも、福岡サニックスは人数が余った状況でも、FWがライン参加したことで、リズムが狂いトヨタDF網に引っかかる。トヨタゴール前で連続攻撃を仕掛けるも、単発で流れに乗れず、"点"のアタックになり、トヨタDFに"整備"時間を与えてしまうなど、福岡サニックスの"ドライビング"が拙く、徐々にトヨタペースとなると思われたが、ノックオンなど肝心なところでのケアレスミスで加点できない。 結局36分にSH麻田のトライ(G成功14-3)で加点するのみ、突き放すことはできず、後半に折り返す。 後半開始直後の42分、トヨタがモールから出たボールをLO5マクドナルド、そのまま左隅にトライ。(G成功21-3) 46分、サニックスが犯したハイタックルのペナルティから得たチャンス、福岡サニックス陣22m付近スクラムから出たボールをトヨタSH麻田がボールを持ち出し、CTB12難波にパスし、左隅にトライ。(G成功28-3) 61分ハーフウェイライン付近で福岡サニックスが右へのパスを、トヨタWTB11城戸がインターセプト、ゴールポスト中央に独走トライした辺り(G成功35-3)から、前半トヨタがかけ続けたプレッシャーが、ボディーブローのように効いて来たのか、福岡サニックスFWの足が明らかに止まり、トヨタの一方的なゲームとなる。 68分、福岡サニックスはCTB13イオアサのトライで一矢を報いるものの、前に出る攻撃的なプレッシャーを一体となってかけ続け、敵を仕留める理想的なラグビーを披露したトヨタ。マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)はSO黒宮が獲得したが、チームトヨタがMOMを獲得したと言っても過言ではない程の完勝であった。(望月 康平・廣島 治) 藤井監督(左)、菅藤キャプテン ◎福岡サニックスブルース ○藤井雄一郎監督「前半くらいついて後半勝負に持ち込みたかったが、後半にこんなに点差が開くとは思っていなかった。次の三洋電機戦に向けてもう一度立て直したい」 ○菅藤友キャプテン「監督の言うとおり、前半に接戦に持ち込めば後半なんとかなると思っていたが、タックルは激しく行けたが、アタックが上手くいかず気持が折れてしまったのが敗因。点差が開いて『ボールを動かさなければ』と回してばかりで…どこかでインパクトをつけて縦に行かねば相手もそこへ寄ってきてくれない。 しかし次につながる1本がとれたと思う」 ──ハーフタイムの指示は? ○藤井監督 「前半は風下で、エリアを取って相手陣でゲームをしたかったが、キックオフからうまくいかず、スタートの時点で簡単に取られてチームの意識がバラバラになったのでその辺を修正したかった。点差が開けばリスクを負ったゲームをしなければならず、それがこの結果で、あまり悲観はしていない」 石井監督(左)、麻田キャプテン ◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ ○石井龍司監督「対照的なゲームスタイルのチームで最終的にいい結果につながった。 ゲームの入りはしっかり集中して行こうと臨んだ。マクドナルドの素晴らしいタックルがあり、そういう当たり前の激しさが出る時はうちのゲームになる」 ○麻田一平キャプテン「今季、関西では初めて、ましてユニバー競技場では初めてでグラウンドコンディションも素晴らしく、いい状態でゲームができて満足しています。 最初はサニックスのランニングラグビーに付き合ってしまったが、後半は修正し、ボールを積極的に動かし、うちの強みの出るラグビーができた」 ──ハーフタイムの具体的な指示は? ○石井監督 「縦方向にボールをいかに動かすか。『相手選手に当たりに行くのでなく、人と人の間を走りこんで行こう』と」 ──開幕のヤマハ戦の引き分けから負けなし、チームの状態は? ○麻田キャプテン 「ヤマハ戦の引き分けはうちらしさが出なかった。うちの強みを認識するうえで、キーとなるゲームだった。ボールを動かして縦にゲインして行くラグビーができるようになった。またけが人もなく選手層も厚く、全員で戦っている感じ」