プレシーズンリーグ プール戦 第1節マッチサマリー(東芝 35-24 リコー)
プレシーズンリーグ プール戦 第1節 プールD 試合開始の午後3時には穏やかな風。気温は24度と例年の岩手にしては気持ち暖かい天気の中での試合。 東芝ブレイブルーパスのキックオフでスタート。第1試合同様、追う立場であるリコーブラックラムズは、大応援団の声援を背に、エンジン全開。前半4分リコーはドライビングモールから200センチのカウへンガ桜エモシが先制トライ。その後も一気に攻め込みたいリコーだが、東芝は冷静に立て直して相手22m陣内で試合を進める。自慢のフィジカルで力強くリコーFW陣を支配する東芝、たまらず反則を繰り返すリコー。14分、反則の繰り返しによる認定トライのホイッスル。 リコーもバックスが左右に揺さぶりをかけながら前進するも、東芝は30分には自陣22メートルから挽回し、最後はLO4番梶川喬介のトライで14-5と突き放す。 ハーフタイムで修正をかけてきたのはリコー。後半開始早々、敵陣で左サイドからバックスの流れるようなパスワークで最後は右WTB渡辺昌紀がリコー応援団が待つ右隅にトライ! 4点差に。さらに5分にも自陣劣勢から挽回して最後はカウへンガがトライして、一時はリコーが再逆転。ブレイクダウンでも東芝に負けない運動量。その躍動感に、スタンドからも拍手と声援が湧きおこる。 ここで勝負ありかと思われたが、今日のリコーは最後まで東芝と競り合う期待感を抱かせる試合内容。17分にはハーフウェイラインのモールから一気に縦に切り込んで小松が再々逆転トライ。 ● 記者会見ダイジェスト ●
リコーブラックラムズ 神鳥監督(右)、野口キャプテン 神鳥裕之監督 「沢山の観客のみなさんの応援に感謝致します。しっかり勝とうと思ってプレーしましたが、セットプレーの強さにやられてしまいました。フィジカルの強さを感じ、そのプレッシャーで反則を繰り返してしまいました。自分達のプレーの精度をもっと上げたいです。ラインアウトでもっと集中力を出さないと駄目ですね。まだまだチームを構築している段階です。ステップアップをしていくことが大切です」 野口真寛キャプテン 「ファンの皆様応援ありがとうございました。セットプレーでできたこと、できなかったこと、いろいろ課題が見えました。ポジティブに考えてチャレンジしていきたいと思います。 東芝ブレイブルーパス 富岡監督(右)、梶川ゲームキャプテン 冨岡鉄平監督 「今日のゲームはエリアマネジメントをしっかりやることをテーマとしました。エリア毎のシチュエーションでいかにコミュニケーションを築きトライを取れるかが課題ですね。点の取り合いになったのは、コミュニケーションのとり方に問題があったと思います 梶川喬介ゲームキャプテン 「試合中『嫌な時間帯』が何度かありました。お互いにコミュニケーションをとる事で、流れが変わり始めました。自分たちで修正できたことが良かったと思います。キックの精度をもっと上げて、しっかりとエリアを取ること。点を取られた後のリスタート切り替えをしっかりやることが大事かなと思います」 |