ファーストステージ第7節 マッチサマリー(パナソニック 43-13 NTTコミュニケーションズ)
パナソニック ワイルドナイツ 43-13 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス ファーストステージ・第7節 プールA ● 記者会見ダイジェスト ●
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス ペニー ヘッドコーチ(右)、溝口キャプテン ロブ・ペニー ヘッドコーチ 「こんにちは(と、日本語で)。ファーストステージで選手たちは健闘してくれました。今日の試合はパフォーマンスを出し切ることはできませんでしたが、今後チームとしてもっと向上していきたいと思います」 ──ファーストステージを終えて、これまでの戦いはどうだったか? 「今日の試合は後半にミスが多くターンオーバーを相手に与えてしまったことが一つ、またペナルティーを多く与えてしまったことが敗因でした。これまでは、ボールをつなげて得点できた場面もあったのでその点は良かったと思います」 ──セカンドステージにむけて何を準備し加えていかなければならないか? 「セカンドステージにむけて特に変更点はなく、これまで目指してきたことを行っていきたいと思っています。ディフェンスについてはチームとしてシステム的に行うことに自信が持てていますのでその点をより強化していきたいと思います。また、正確性をあげること、規律を守り相手にフリーキックなどを与えることを少なくしたい、今日もペナルティー数が18~19あったのでこの点を改善しなければいけないと思います」 ──パナソニックのディフェンスを破るためにどんな準備をしたか? 「セカンドステージでもう一度対戦するのでそれについては秘密にさせて下さい(笑)」 ──相手のディーンズ監督と対戦することで何か意識したか? 「試合に関しては彼も一人のコーチです(笑)」 ──NO8アマナキ・レレイ・マフィ選手、FL金選手の動きについては? 「アマナキ選手は身体能力の高い選手で、ゲームに対しての理解度も高く、今日の試合もパフォーマンスは高かったと思います。これから重要になってくる選手です。金選手もパフォーマンスの高い選手なので、チャンスを与えたいために、今日はフル出場させました。とても効果的なプレーをしたと思っています」 溝口裕哉キャプテン 「今日は勝って、セカンドステージに向けて勢いをつけたい試合でした。前半の内容は拮抗できて良い流れだったと思います。後半はチャンピオンチームであるパナソニックさんの勢いに押されてしまい、自分たちの用意してきたものが十分に出せずに終わってしまいました。我々はまだ若いチームなので今日は良い経験になったと思っています。これからまだまだチャレンジをしていかなければならないので、今後1ヵ月間しっかりと準備をしていきたいと思います」 パナソニック ワイルドナイツ ディーンズ監督(右)、田中ゲームキャプテン ロビー・ディーンズ監督 「私たちにとって今日の試合は、田中選手をはじめチームで3人の選手が100試合出場という特別な試合でした。NTTコムさんはこの試合に対してしっかりと準備し、自分たちの行うラグビーを明確に持って臨んだことが分かりました。前半はどちらが勝つか分からない展開でした。後半はその状況にパナソニックの選手たちがしっかりと対応してくれたことが嬉しかったです。そして、3人の100試合出場の選手たちにとっても思い出に残る試合になったと思います。また、観客の方々も十分に楽しんでくれた試合になったと思います」 ──ファーストステージを振り返って、監督のイメージどおりだったか? 「我々が目指している段階のラグビーはできてきたと思っています。ただし、自分たちが本当に望むところにはまだ到達していないと思います」 ──セカンドステージにはチームに何をプラスしていけば良いか? 「チームのゲーム理解度は上がってきています。しかし、セカンドステージはこれ以上にタフな試合になることは全員が分かっているので、この1ヵ月間でチームが一つになってチームが一緒に過ごす時間を大切にして、セカンドステージに対して準備していかなければならないと思います。今後、チームの一人一人がしっかりと成長していかなければならないと思います。今日の谷田部選手などは、このファーストステージを通して成長した選手の一人ですが、こういった選手がもっともっと出てこないとシーズンを成功させることはできないと思っています。そこが今後やっていかなければならない事だと思います。もう一人、名前をあげると谷選手ですが、彼は出場する機会が少なかったですが、今日、出場するとすぐにインパクトあるプレーを重ねて、自分のチャンスを掴んだと思います」 ──前半は同点でしたが、ハーフタイムにはどんな指示をしたか? 「私から言うまでもなく、選手たち自らどこを修正すればいいかを話し合いました。それなので、私からは本当に小さな点を指示しただけです。それはチームの方向性と全員が意思統一してプレーするという点だけでした。前半は自分たちでボールを簡単に離しすぎてしまったので、後半はボールを持ってしっかりと前に出ようということを話しました」 田中史朗ゲームキャプテン 「前半NTTコムさんの戦いに苦しんだ展開でした。後半は選手がコーチ陣と話し合って戦術を再確認して、それが行えたことが良かったと思います。それから後半に交代出場した選手たちがチームを奮い立たせて前に出てくれたのが勝因のひとつであると思います」 ──100試合出場を勝利できての感想は? 「勝利できたことはチームとしてとても嬉しいですし、個人としても100試合目を勝利できたことは嬉しいですが、ゲームキャプテンとしては十分なパフォーマンスができなかったと思います。また、これまで堀江選手がキャプテンとしてやってきたことが大変なことだと感じました。これから自分としてパフォーマンスのレベルを上げて、堀江キャプテンをプレーだけでなくリーダーシップの面でも助けていけたら、と感じました」 ──前半同点でしたが、ハーフタイムには選手同士ではどんな話し合いをしたか? 「シンプルにしっかりボールをキープして、相手にとって嫌なところを攻めていこうということでした。選手どうしのコミュニケーションはしっかりととれていたので、ボールをしっかりとキープしようということくらいでした」 ──後半、入れ替わった選手たちの動きについては? 「すごく良かったと思います。林選手がトライした時点で、相手には精神的なダメージを与えられたと思いました。後半に出場した他の選手たちも良いプレーをして、さらに相手にインパクトを与えてくれたので、最終的に相手がすごく疲れた状態で試合を戦っていることを感じました」 |