ファーストステージ第7節 マッチサマリー(サントリー 61-12 NTTドコモ)
サントリーサンゴリアス 61-12 NTTドコモレッドハリケーンズ ファーストステージ・第7節 プールB 1勝の重みを背負って!!! 秩父宮ラグビー場の第2試合はサントリーサンゴリアス(プールB2位) vs NTTドコモレッドハリケーンズ(プールB8位)。NTTドコモはファーストステージ全敗で最終節に是が非でも1勝が欲しいところだが、サントリーは神戸製鋼の試合いかんによっては1位でセカンドステージを迎えられるので手は抜けないところである。 サントリーのキックオフで試合が始まった。 3分、NTTドコモが左への展開。6番FLセテファノのノールックバックパスを受けた13番CTBミフィポセチが走りきって左隅ヘファーストトライをあげた(0-5)。 22分、2度のバックパスによるスイッチでまた13番CTBミフィポセチが中央へトライ。15番FB才口がゴールを決めて0-12。 33分、NTTドコモは7番FLブルソーが反則の繰り返しでシンビンによる10分間の退場。 34分、1人多いサントリーの連続攻撃に翻弄されるNTTドコモはサントリー10番SOピシの個人技にディフェンスがついていけず、そのまま中央へトライ。ゴールも10番SOピシが決めて反撃開始(7-12)。 38分、サントリー10番SOピシがタックルされて倒れながらのパスを受けた13番CTB村田がトライをあげ、10番SOピシがゴールを決めて逆転(14-12)。 NTTドコモのキックオフで後半は始まった。 10分、サントリーはゴール前のペナルティから右へ展開。ゴール前のラックから出たボールを、10番SOピシが個人技でポスト下へトライを挙げた。自らゴールも決めて(28-12)。 13分、サントリーが自陣からの連続攻撃で流れるようなパス回し。その中心は常に司令塔10番SOピシ。そのピシから放たれたパスを受けた15番FB塚本がトライをあげた(35-12)。 21分、サントリーの14番WTB中づるが右隅へトライ(40-12)。27分には、サントリー陣中央のラックから左へ展開、No.8竹本が左隅へトライをあげた。22番CTB小野がゴールを決めて47-12。 32分、ゴール前の展開から10番SOピシのキックパスを15番FB塚本がNTTドコモの選手と競りながら追いかけ、トライゾーンで受けて左隅へトライをあげた。22番CTB小野がゴールを決めて54-12。 38分、NTTドコモのパスミスを14番WTB中づる選手が拾って中央へトライをあげた。22番CTB小野がゴールを決めて61-12。ここでノーサイドの笛が鳴った。 マン・オブ・ザ・マッチはラン、パス、キックと常にオフェンスの起点となっていたサントリーサンゴリアス10番SOピシが選ばれた。 結果的にはNTTドコモのシンビンによる10分間の退場により、サントリーの反撃のチャンスとなり得点をあげて逆転。後半はサントリーの勢いをピシ中心に加速させたことにより大量得点に結びついたのではないかと思われる。NTTドコモは前半33分まではよく攻めて2トライを奪っただけに、その後の無得点が悔やまれた。 神戸製鋼が勝ったため、サントリーサンゴリアスは2位のままセカンドステージ グループAでプレーオフを目指す。 ● 記者会見ダイジェスト ●
NTTドコモレッドハリケーンズ 下沖監督(右)、吉岡キャプテン 下沖正博監督 「今日のサントリー戦を終えて、7戦全敗となり、1試合も勝ちを味わわせてやれなかったことに対して監督として責任を感じています。今日はアタックを前半から仕掛けていこうとして、前半はある程度できましたが、やはり後半はサントリーさんの強いアタックにやられました。ここに出た課題をウィンドウマンスで修正して、掴んだものもあるのでしっかり積み上げていきたいと思います」 ──ファーストステージを振り返って? 「春から十分に積み上げてきたのですが、序盤は自分たちに自信が持てず、自分たちの型・シェイプを遂行することができませんでした。今は細かい部分のマイクロスキルからやろうと、チームとしてマインドセットを変え、フェイズも10を超えるようになりました。できればフェイズは少ないに越したことはありませんが、手ごたえはあるのでここは高めていきたいです。ディフェンスの部分も1対1の強さを修正して戦っていきたいと思います」 吉岡宏樹キャプテン 「最終戦にファンの皆様が集まって下さって、その中で1勝したかったですが、できなくて残念です。後半はサントリーさんのアタックを受けてしまい、この点差になりました。セカンドステージでは頑張っていきたいと思います」 ──前半は良いリズムだったが? 「前半はディフェンスが前で止めることができたのですが、後半はサントリーさんのアタックを受けてしまい、ディフェンスが後ろへ後ろへ下がってしまったのが敗因です。向こうのアタックも良かったのですが、NTTドコモが14人になった時に守りに入ってしまい、引きずってしまいました」 サントリーサンゴリアス 大久保監督(右)、真壁キャプテン 大久保直弥監督 「今日はありがとうございました。特に言うことはないのですが。もし、仮に相手のシンビンの10分がなかったら、本当に分からなかったゲームです。うちとしては、10分で試合の流れを決められたゲームです。引き続き、若い選手が多いので、毎試合学ぶことがあります。セカンドステージに向けて成長したいと思います」 ──2週間空いて最後の2節の強化は? 「数字で言えば、前の5試合と後の2試合、たぶん、ゲインラインは10%くらい上がっていると思います。そこを意識して超えていこうとしましたが、今日も何回かラインブレイクしたが、ゲインラインをどう取って行くかが課題です。バック3が去年よりボールタッチが多いのにトライを獲れていません。いかんせん、経験のない選手が多く、9番10番のコントロールを含めて模索中です。自分でトライを獲り逃がしているプレーヤーもいます。例えば、松島選手も、誰がどう見てもポテンシャルを持っているのに、あとの14人が彼をどう生かすか、自分もどう生かされるか、引き続き模索していかなければなりません。何でもかんでも自分でラグビーができるわけはなく、周りを生かしていくことが大切です」 ──シンビンまでの間は? 「せっかくラインブレイクした後で人数で負けたり、50/50のパスがあったり、そんなパスをしようという考え自体が甘いです。相手も最初の20分は元気だし、トライを獲れる状況で獲り切ることが大切です」 ──成長した選手は? 「今日も竹本、篠塚がいて、サントリーのラグビーをよく知っている彼らの力を借りながら、若手の成長を促しています。そういう意味では、まだまだ、自分で何とかしようとする選手が多く、彼らがチームでプレーするように変われば相乗効果が生まれると思います。中づる選手も去年一年悔しい思いをして、ただ速いだけの選手だったのが、どうチームに貢献していくかを考えるようになって、大学時代のレベルとは違い、成長を感じます」 ──セカンドステージでのポイントは? 「うちはキックが一番少なくて、コンタクトが一番多いチームです。突き詰めると、ブレイクダウンをどう取るかです。どんなにタレントがあっても、一人でトライを獲るのは難しいです。今日はブルソー選手に球出しを阻止されましたが、コンタクトのリピート面もFWは成長しないと。うちはそこまで体の大きいチームではありませんし」 真壁伸弥キャプテン 「本日はありがとうございました。後半は自分たちのラグビーができましたが、入りの特に最初の20分ではブレイクダウンを受けてしまいました。課題の残る試合でした」 マン・オブ・ザ・マッチはサントリーサンゴリアス10番、トゥシ・ピシ選手
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