「ワイルドカードトーナメント 1回戦」マッチサマリー(トヨタ自動車 32-17 リコー)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 32-17 リコーブラックラムズ ワイルドカードトーナメント 1回戦 天気はすっかり回復し日差しの暖かさを感じる中、トヨタのキックオフで試合開始。ゲーム序盤はお互いに手堅いゲーム運びをする中、開始4分トヨタSO10番 文字がPG成功で3-0と先制。17分にはリコーSO10番 河野がPG成功で同点に追いつく(3-3)。すると23分、徐々にゲームの流れをつかみ出したトヨタが敵陣ゴール前中央ラックから右に展開しWTB14番 彦坂が右隅にトライ(ゴール成功)10-3。 その後もトヨタが優位にゲームを進めるも、攻め込んだ所での反則でなかなかトライを奪えない。しかし33分トヨタは敵陣22m右中間ラックより左に展開し、WTB11番 和田が左隅にトライ(ゴール不成功)15-3。続けて36分ハーフライン右中間付近でリコーのパスミスをCTB13番 山内が拾い、WTB11番 和田につなぎ中央に独走トライ(ゴール成功)22-3。このままトヨタが一気に突き放すかと思いきや、40分リコーが敵陣ゴール前10m付近ラックより右に展開、SH9番 山本→SO10番 河野→FL6番 柳川と渡り右中間にトライ(ゴール成功)し、22-10とリコーが追い上げて前半終了。 後半は開始から両チームとも積極的に攻めようとするも、ブレイクダウンでの反則やハンドリングミスなどでお互いペースをつかめない。すると13分トヨタSO10番 文字がPG成功で25-10と突き放すかに見えた。ところが、直後のキックオフからリコーが一気にトヨタ陣に攻め込み、右隅にトライ寸前のところをトヨタFB15番スティーブン・イエーツがハイタックル(イエローカード)により、リコーに認定トライ(ゴール成功)が与えられ25-17となる。 勢いに乗るリコーは果敢に攻めるもトヨタの必死のディフェンスの前に、なかなかトライを奪うことができない。すると27分トヨタは敵陣22m中央付近でまたもや相手パスミスをCTB12番タウモエピアウ・シリベヌシィが拾い、SO10番 文字につなぎ中央にトライ(ゴール成功)、32-17とようやくリコーを突き放した。 ● 記者会見ダイジェスト ●
リコーブラックラムズ 神鳥裕之監督 「上位チームと戦える良い機会だった。ブレイクダウンのしつこさ・強さ・激しさを勉強できた。完敗だったが、来季に向けて生かしたい」 小松大祐キャプテン 「我慢の時間帯が長かったが、フィジカルでは負けていなかった。勝てるチームになって戻ってきたい」 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 廣瀬佳司監督 「負けられないトーナメント戦の中でよく勝った。アタックもディフェンスもよく動けた。タックルコンテストの部分は修正していきたい」 上野隆太キャプテン 「ゲームの中で終始リードできたのが良かった。タックルコンテストなど課題も出たが、次に向けて修正していきたい」 (記事:寺田泰人・正道範男 広報担当:進藤剛) (写真については、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます) |