セカンドステージ・第7節 グループB マッチサマリー(リコー 28-13 クボタ)
セカンドステージ・第7節 グループB シャパンラグビートップリーグ2013-2014はレギューラーシーズン最終節を迎えた。 前半、クボタスピアーズのキックオフで試合開始。 クボタ陣に攻め込むもブレイクダウンでクボタのプレッシャーを受け、なかなかチャンスを掴めなかったリコーも35分、クボタ陣ゴール前のラックから左に展開。CTB小松大祐主将が巧みなステップで相手ディフェンスを交わしゴールポスト下にトライ、ゴールも成功し7-6と逆転して前半が終了した。 ハーフタイムにはキッズチアパフォーマンス、憧れのピッチで「秩父宮でTRYデー!」のイベントが行われ、子供たちが会場を盛り上げてくれた。 リコーブラックラムズのキックオフで後半開始。 クボタも25分、リコー陣22m付近のラックから右に展開。後半からSOにポジションチェンジした立川理道からのキックパスを、WTB伊藤有司がファインキャッチし右隅へトライ(ゴール成功)し28-13と反撃。その後もリコー陣での激しいアタックを仕掛けるが、リコーの堅いディフェンスを崩せずタイムアップ。 マン・オブ・ザ・マッチには、攻守の軸で勝利に貢献した、リコーブラックラムズCTBタマティ・エリソンに贈られた。 この結果、リコーブラックラムズはボーナスポイントを含む勝点5を加え総勝点25とし、グループBの3位が決定、ワイルドカードトーナメント出場が確定した。 ● 記者会見ダイジェスト ●
クボタスピアーズ 石倉俊二監督(右)、立川直道ゲームキャプテン 石倉俊二監督 「今日は多くのファンの方にお集まりいただき、大変うれしく思います。リーグ戦の最終戦を勝って終わりたかったですが、リコーの勢いに負けてしまいました。2ndステージでは各試合での失点を20点以下に抑えて、勝利につなげようとする試合を行ってきましたが、今日の試合でリコーさんにディフェンスを打ち破られてしまいました。ワイルドカードでは、この点を修正していかなければいけないと思っています」 ──CTBの立川理道選手がスーパーラグビーのブランビーズに留学することが決まりましたが、これについてのコメントは? 「立川理道選手がブランビーズに行けるということはうれしく思います。本人もしっかりやって、スーパーラグビーの試合に出ることができたらいいと思います。期待しています」 立川直道ゲームキャプテン 「今日の試合では素晴らしい環境でプレーをさせていただきありがとうございますと言いたいです。前半からリコーのペースになってしまい、その流れを取り戻すのに時間がかかってしまいました」 ──既にワイルドカード進出が決まっているクボタにとって、ワイルドカード進出のためこの試合の勝利が絶対必要なリコーとの対戦は、モチベーションの面で難しい点もあったと思うが? 「前半1トライ取られるまでは、よく守っていたが、ターン・オーバーで得たボールを安易に蹴ってしまったなど、チームがかみ合っていなかったところがあった。ディフェンスでは前半は崩れずにできたが、リコーがテンポを上げて来たときに、リコーのペースに付き合ってしまった」 ──立川直道選手の弟でもある立川理道選手がスーパーラグビーのブランビーズに留学することが決まりましたが、これについてのコメントは? 「これまで、どんな場面でも結果を出してきた弟なので、今度もいい結果を出してくれると思います。弟に負けないように私もがんばります」 リコーブラックラムズ 神鳥裕之監督(右)、小松大祐キャプテン 神鳥裕之監督 「久しぶりのホームの東京での試合にたくさんのファンの方が来ていただき、ありがとうございました。まずはこの試合に勝って、未来に切り開く大きな一戦でした。勝利をつかめてよかったと思います。ワイルドカードへ向けて、しっかり準備して、チャレンジしていきたいと思います」 ──前半、クボタにPGでの先行得点を許し、リコーの反撃が必要な時間帯にキャプテンの小松選手のインゴールノッコンでトライにならなかったシーンについては? 「前半のアタックはばたついていた感じがします。後半、しっかり修正して、ボールをキープしてチャンスを作っていけてよかったと思います」 ──ワイルドカードに向けて修正していく点は? 「リコーのスタンダードである、セットプレーのクオリティと、ブレイクダウンでのアグレッシブさをしっかり継続できれば上位チームに対しても通用すると思います。リーグ戦の最後の2試合では安定感ある試合ができていると思います」 小松大祐キャプテン 「今日の試合はものすごく疲れました。1週間準備してきたFWのブレイクダウンとセットプレーがうまくできたのが一番良かったと思います」 ──前半、クボタにPGでの先行得点を許し、リコーの反撃が必要な時間帯にキャプテンの小松選手のインゴールノッコンでトライにならなかったシーンについては? 「ミスは反省しています。しかし、チームとしてはあのプレーで盛り下がることはなく、『取り返そう』という気持ちでまとまっていたので、悪い印象はありませんでした」 ──ワイルドカードに向けて修正していく点は? 「アタックは一人一人のフィジカルが課題になると思います。セットプレーも安定しており、十分チャンスはあると思います」 マン・オブ・ザ・マッチはリコーブラックラムズ、CTBタマティ・エリソン選手
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