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和田監督(右)、豊田キャプテン
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■東芝ブレイブルーパス
和田賢一監督
「本日は本当に数多くの方々にご覧頂きありがとうございました。ラグビーを盛り上げるファイナルにしようと臨みました。前半に関しては、アタックができなかったことがすべてです。最終的には19-3のスコアでしたが、内容は一進一退で、戦いのアヤがあり、相手に強みを出させてしまったかと思います。この敗戦と、今シーズンの我々の経験を生かして日本選手権に臨みたいと思います」
──意図したアタックができなかったのは?
「前半は9割がた攻められて、2トライに抑えたのは評価できます。ゲームプラン通りに、身体をぶつけてボールを保持することが、前半はできず、後半はできたと思います。今、思えば、クイックで出し過ぎたかなと。サントリーさんのプレッシャーがきつくて、今日はドライブができず、結局倒れてしまったと思います」
──結果的にノートライに抑えられたが?
「サントリーさんのディフェンスが素晴らしく、私たちのラグビーが及ばなかったと思います」
──二度の相手シンビンのチャンスに点を取れなかったが?
「人数の優位を生かせなかったのは、私たちのアタックが及ばなかったからです。ディフェンスで入り負けました」
──東芝もまだしていない全勝優勝をされてしまったが?
「サントリーさんは素晴らしいチームです。日本選手権でチャレンジして、サントリーさんかサントリーさんを破ったチームに勝ちたいです」
──サントリーと、サントリーを破ったチームのどちらと対戦したいか?
「(苦笑)それはもう、神様にお願いするしかありませんね」
豊田真人キャプテン
「本当に多くの東芝ファン、サントリーファン、ラグビーファンの皆様にお集まりいただき、嬉しく思います。試合については、まだ、整理できていませんが、本当にやってきたものを出し切ろうという思いで挑みました。負けてしまったけれど、まだ、もう一度優勝を狙えるチャンスがありますから、日本選手権までにもう一回磨き直し、出せなかったものを出せるようチームで準備します。この負けた経験を生かして日本選手権でリベンジしたいと思います」
──ブレイクダウンで立っていられなかったのか?
「立つことに関してはできましたが、圧力を掛けながら立つことができませんでした。そこが一番の修正点です」
──ブレイクダウンでターンオーバーしてもキックしてチャンスを失ったが?
「ディフェンスでターンオーバーまでは計算通りでしたが、そこから簡単にキックしてしまいました。前半の一番の修正点でした。ボールを取った時にアタックの人数が足りず、蹴るしかオプションがなかったので、ディフェンスが終わってからの動きをもう少し修正したいと思います」
──空回りした部分は?
「前半20分まで、チャージがあったり、うちのミスがあったりで、自陣に釘付けになりました。そういう展開も、経験があったので、焦ることなく対応できました」
──モール時のアタックは?
「ラインアウトモールでは、フロントボールしか取れないようラインアウトでプレッシャーを受けました。次回はしっかり対策を立てて、サントリーさんのディフェンスシステムにはまらないようにしたいと思います」
──密集近くのサントリーのディフェンスが良かったが?
「後半最後はトライを獲られましたが、それまでは、そんなにプレッシャーを受けているとは感じていませんでした。ボールを動かし、敵陣に釘付けにしていましたので。最後の仕留めの精度が必要で、それまでは我慢です」
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