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苑田ヘッドコーチ(右)、橋本キャプテン
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■神戸製鋼コベルコスティーラーズ
苑田右二ヘッドコーチ
「帝京大学、東海大学さんをはじめ、多くの皆様によるグラウンド、観客席の雪かきに感謝しています。2週間、サントリーさんに勝つことを目指して良い練習をしてきました。それだけに残念です」
──フーリー選手を早く交代させたのは?
「もともと怪我をしたところが前半から良くなく、後半早々に代えました」
──どういう部分で上回ろうとしたのか?
「ディフェンスに関しては最終節のディフェンスシステムが良くなかったので、そこを変えて、2週間練習して臨みました。グラウンドコンディションが良くないので、キックチェイスして前で倒してターンオーバーしようと話し合いました」
──フーリー選手の交代は痛かったのでは?
「選手を比較するのは難しいですが、50mターンオーバーで攻めて、ゴール前5mまで迫った時に、相手にボールを取られたり、自分たちが戻る場面が多くなったりして、サントリーさんのペースにされました。こういう舞台では、どれだけ自分たちのラグビーができるかです。タフにやらねばならないことを選手は理解したと思うので、日本選手権に向けて良い準備をしたいと思います」
──ハーフタイムには?
「サントリーさんはクイックタップでどんどん攻めて来るだろうし、ピシ選手もボールキャリーしてくると分かっていながら、タックルミスがあってトライを獲られました。彼らが入っても、前半は我慢できましたが、ターンオーバーで足を使わされて、最終的には足を止められたと感じます」
──前半は10次以上攻められても、良く守ったが?
「ディフェンスに関しては、トライを獲られたシーンでは約束事が守られず、足を使って判断力が鈍っていました。こちらもトライチャンスがありましたが、前半は相手のミスで獲り、後半はこちらのミスで獲られ、前後半が逆になってしまった印象があります」
── 一歩踏み込むディフェンスが効いていたが?
「ディフェンスは1週間、時間を割いて練習してきて、非常に機能したと思います。ノンメンバーが仮想サントリー役をしてくれて、身体が動く間は良いディフェンスをしてくれました」
橋本大輝キャプテン
「素晴らしいグラウンドコンディションを作って下さった、多くの皆様に感謝申し上げます。得点差どおりの力の差だと思います。日本選手権に向けて切り替えていきたいと思います」
──味方がシンビンの時に2本トライを獲り、よい流れだったが?
「特にFWは10分我慢して、いつも以上に動こうと言っていました。最後は、僕たちのペナルティが多くなり、どんどんディフェンスで差し込まれ、サントリーさんの形になってしまったと思います」
──後半はタックルミスもあり、流れが良くなかったが?
「サントリーさん相手に戦うには、サントリーさんのペースでやると、こういう流れになります。テリトリーやボールキープする僕たちのラグビーをしないといけません。あれだけ、僕たちの足が落ちると、こうした結果になります」
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