開幕直前「プレスカンファレンス」レポート
オープニングカードごとにチーム代表が熱弁!
開幕直前「プレスカンファレンス」レポート
text by Kenji Demura
8月20日、東京都内でジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019プレスカンファレンスが開催された。
シーズン開幕前の恒例イベントでもあるプレスカンファレンスはJ SPORTSのラグビー放送の実況でもおなじみの矢野武氏の司会進行で行われ、ジャパンラグビー トップリーグの髙島正之チェアマンの挨拶でスタート。
続いて、日本ラグビーフットボール協会 トップリーグ部 太田治部長が変則的なかたちでの開催となる新シーズンの概要に関して説明。
昨シーズンに続いて作成されたトップリーグ認知拡大のためのWEBムービー『トップリーグの逆襲2018→2019』が公開され、新たなコラボレーション企画となる『ベイブレードバースト』や『トップリーグ×ハードロックカフェ』なども発表された。
続いて、新たにジャパンラグビー トップリーグ アンバサダーに就任した山崎紘菜さんが紹介された後、同リーダー会議の稲橋良太代表が登壇。
「For Children」(=10月末に16チームが近隣の病院を訪問し、病気と闘う子どもたちと交流)、「平成30年7月豪雨災害への募金活動」(=試合会場での募金活動)、「グリーティングタイム」(試合終了後、選手たちが応援してくださる皆様とハイタッチなどをしながらグラウンドを1周)、「東日本大震災復興支援活動<1点10円募金>」(=全120試合における全16チームの総得点をチーム数で割り、1得点につき10円換算で算出された額を賛同チームが募金)の4つの活動予定などが披露された。
最後に、主将やリーダーなど16チームの選手代表が開幕節のカードごとに登壇。新シーズンに向けた抱負などを語った。
各選手のコメントは以下のとおり。
<キヤノンイーグルス – 東芝ブレイブルーパス=8月31日19:30 東京・秩父宮ラグビー場>
■キヤノン 嶋田 直人 共同主将
「ターゲットはトップ4。昨季は悔しい結果に終わったので、その悔しさをバネにチーム全員がハードワークする。毎週いい準備をして、それをグラウンド上で出していく」
東芝 リチャード・カフイ 主将
「昨シーズン、一昨シーズンは学ぶことが多かった。まずはいいスタートを切ること。最初の3試合が特に大切。シーズンを戦っていく中で最後に優勝できるように成長していきたい」
<日野レッドドルフィンズ – 宗像サニックスブルース=8月31日19:30 東京・町田市立野津田公園陸上競技場>
■日野 村田 毅 主将
「昇格が決まって7ヶ月。チーム全員がこのステージで戦えることを心待ちにしてきた。目標はベスト8以上。最初の試合から自信を持って堂々と戦っていく」
■宗像サニックス 屋宜ベンジャミンレイ BKリーダー
「FWがフィジカルなプレーで前に出て、BKはどんどんスペースに持っていってフィニッシュする。日野さんは間違いなく気合いを入れてくるので、しっかり準備して臨みたい」
<パナソニック ワイルドナイツ – クボタスピアーズ=8月31日19:30 大阪・キンチョウスタジアム>
■パナソニック 布巻 峻介 主将
「2年優勝を逃している。優勝を目指して、もう一度、チームメイトとコネクトしていく。毎試合、気持ちをしっかりつくって、挑んでいく。(昨季のクボタとの開幕戦は雨だったので)晴れを期待したい」
■クボタ 立川 理道 主将
「カンファレンス内で3位以内を狙う。開幕戦でクボタがパナソニックに勝てば、リーグが盛り上がる。いい試合をして勝ちたい。1試合、1試合大事に、全員がセームページを見ながら戦っていきたい」
<神戸製鋼コベルコスティラーズ – NTTコミュニケーションズシャイニングアークス=8月31日19:30 兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場>
■神戸製鋼 前川 鐘平 共同主将
「優勝を目指して、一戦必勝で戦っていく」
■同 アンドリュー・エリス 共同主将
「新加入のダン・カーター(NZ代表SO)はすごい存在。日本人選手たちは、最初はナーバスな感じもあったが、いまは慣れたし、グランドで力を発揮してくれるはず」
■NTTコミュニケーションズ 金 正奎 主将
「目標は日本一。選手全員が日本一になるための行動を日々とり続けている。開幕ゲームは注目を集める試合だと思うし、見ている人に勇気を与えられるようなプレーをしていきたい」
<ヤマハ発動機ジュビロ – コカ・コーラレッドスパークス=9月1日16:30 愛知・豊田スタジアム>
■ヤマハ発動機 堀江 恭佑 主将
「セットプレーを軸にして、そこからいいアタックをしていくのがヤマハスタイル。開幕戦はどのチームもモチベーション高く、チャレンジしてくる。いい準備をしてヤマハらしい試合をしたい」
■コカ・コーラ ラファエレ ティモシー 主将
「目標はホワイトカンファレンスでトップ4に入ること。昨シーズンは残念だったが、今季はいいパフォーマンスで驚かせるつもり。強いヤマハに対して、チーム全員のモチベーションは高い」
<トヨタ自動車ヴェルブリッツ – サントリーサンゴリアス=9月1日19:00 愛知・豊田スタジアム>
■トヨタ自動車 姫野 和樹 主将
「フィジカルを前面に出しながら、スピードも活かした自分たちのラグビーを80分間やり通す。FWとBKが一体となったラグビーでトップリーグ優勝を目指す」
■サントリー 流 大 主将
「春から全員がハードワークを続けてきて、確約されたポジションはひとつもない。(トヨタ自動車戦は)姫野主将をしっかり止めて、勢いをつけさせないことが重要」
<NECグリーンロケッツ – 豊田自動織機シャトルズ=9月1日16:30 東京・秩父宮ラグビー場>
■NEC 森田 洋介 共同主将
「ユニティ(団結)というスローガンを掲げて3シーズン目。『NECは団結しているな』というのをアピールしながら、トップ4という結果を出す。開幕戦は絶対に落とすことはできない」
■豊田自動織機 スコット・フグリストーラー 共同主将
「昨シーズンはディフェンスの構築に時間を割いた。今季は堅い守りをベースに、よりアタッキングスタイルのラグビーを見せていきたい。得点でも相手にプレッシャーを与えていく」
<リコーブラックラムズ – Honda HEAT=9月1日19:00 東京・秩父宮ラグビー場>
■リコー 濱野 大輔 主将
「目標はトップリーグチャンピオン。そのために1戦、1戦、課題の改善をしっかり行いつつ、勝ちに行く。いい準備をしてHonda HEATさんとの開幕戦をものにしたい」
■ホンダ 小林 亮太 主将
「トップリーグに帰ってくる事ができて、チームの雰囲気はいい。どこのチームに対しても自分たちのラグビーをしっかりして、勝ちきれるようにしていきたい。中でも、開幕戦は一番大事」
ジャパンラグビー トップリーグ2018-2019をお楽しみ下さい!