トップリーグ 2017-2018 第13節 レポート(サントリー 28-24 東芝)
ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第13節
2017年12月24日(日)13:00キックオフ/東京・味の素スタジアム
サントリーサンゴリアス 28-24 東芝ブレイブルーパス
東芝ブレイブルーパス
瀬川智広監督
「サントリーとの最終戦にプレイオフ(日本選手権=優勝決定トーナメント)への望みをかけたが、勝つことができず、次に進めず残念だった」
──この試合で5ポイント取ったとしても、次に進めるかはトヨタ次第ということもあり、試合に向けての準備が難しかったのでは。また、選手の疲労状態はどうだったか。
「相手は関係なく自分たちの準備をするだけであり、難しかったとは思っていない。選手に疲れがないと言ったら嘘になる」
リチャード・カフイ キャプテン
「勝つことができず残念だった。チームとしては成長できていたので5ポイントを取りたいと思っていた。チャンスは作ったが、サントリーのゴール前のディフェンスが良く、勝つことができなかった」
──サントリーのゴール前でのディフェンスについて。
「相手にプレッシャーをかけられた。あと1メートルでのフラットすぎる部分や、ボールが手につかなかったが、これらは自分達の責任である」
──序盤に連敗した後、勝ち続け7連勝したが、その要因は。
「アタック、ディフェンスは大きく変化していないが、神戸戦からはスターティングメンバーが固定したことで、選手たちがうまく自分たちのスタイルのラグビーをすることができたことが理由の一つだ」
サントリーサンゴリアス
沢木敬介監督
「コンタクトエリアの場面ではレベルの高いゲームだった。勝ったことが収穫である。また、新たにスターティングに入った選手も良いパフォーマンスだった。リザーブの選手も勝利に貢献できる良いパフォーマンスをしていた。全体的に成長できるゲームであった」
──松島選手が先発しなかった理由と、今日の試合で負傷した選手のヤマハ戦に向けての見込みは。
「松島は100パーセントの状態ではないので出さなかった。負傷した選手は脳振盪の疑いであったが、症状も軽いので次戦にはいけると思う」
──(小野)晃征選手の1月以降の復帰については。
「本人のパフォーマンス次第だ」
──日本選手権に向けての改善点は。
「自陣から抜け出すための明確なプランの再構築と、今日の試合でフィットネスに自信がついたので、ヤマハ戦に向けてベストメンバーでしっかりと準備をしたい」
──2カンファレンスのリーグ戦について、全体像としてどのように感じているか。
「難しい。チームによっては消化試合が出てくる。モチベーションやプランニングについて、チームとして考えながらやっていかなければならない」
流大キャプテン
「今日はクロスゲームになると思っていた。粘り強くディフェンスして、少ないチャンスをものにするようにした。うまくいったこともあったし、ディフェンスでは粘れた。相手陣に入ってからはペナルティを得ることができ、3点を積み重ねることもできた。これからのセミファイナル、ファイナルに向けてよい準備になった。ヤマハ戦に向けて良い準備をしたい」
──東芝の気迫がすごかったと思うが、実際に戦っての感触と、どのようにして自分達の流れに持っていこうとしたのか。
「自陣の22メートル以内に入られると、東芝は強味を出してくるので、早めに22メート以内から抜け出そうとしたが安易なペナルティで戻されてしまい、なかなかできなかった。この点は次への課題である。東芝の気迫がすごかったので、それを上回らなければならなかったが、相手のコンタクトエリアでは激しくいくことができた」
──ゴール前でのディフェンスを粘ることができたのは。
「サントリーのプライドを見せようと話をした。簡単にゴールを割らせないよう、体を張り、タックルしたらすぐに立つことを繰り返そうと話をした。プライドを全員で意識した」
──前半はなかなか相手陣に入ることができなかったが、後半にできるようになったのは何故か。
「東芝はラインスピードを上げてきていたが、逃げずに、しっかりと走り込みゲインラインの攻防に勝つようにした。前半も、少ないアタックチャンスでトライが獲れた。後半、相手陣に入ってボールを継続していたので、ラインスピードが速い分、オフサイドを誘うことができた」
──日本選手権に向けての改善点は。
「自陣から脱出をする部分と、レフリーとのコミュニケーションが大事なので規律を見直したい」