トップリーグ 2017-2018 第13節 レポート(NEC 13-16 NTTドコモ)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第13節
2017年12月24日(日)11:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NECグリーンロケッツ 13-16 NTTドコモレッドハリケーンズ

NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「本日は両チーム共に勝ちたい試合で『敵にどうやって勝つか』という試合でした。ハーフタイムで『前半の事は忘れよう』と話し後半に臨み、後半はより良いラグビーができたと思います。後半に関しては、冷静な落ち着きがあるラグビーができたと思います。小さいミスはいつかありましたが敵陣22m内でプレッシャーをかけ続けることができました。しかしエリアに入ってから得点に変える事ができなかった。最終的にはドコモさんが勝ちたい気持ちで上回ったと思います」

瀧澤直キャプテン

「やはり勝ちたかった試合でした。本当にどうしても勝点が必要なドコモさんに対してNECがプライドをちゃんとかけれなかった思います。僕達はチャレンジを受ける立場ではあまりない現状ですが、その中で勝っている強いチームはトップリーグの中にも多くありますので、そんなチームがやってるようにNECができなかったと思います。その中で10対0になった中で、後半しっかり修正して最後まで試合を進めることができたのは僕達の中で進化だと思いますが、そこでもうひとつ確実に勝ちきったりビハインドを受けてから相手が目の色変えて牙向いているところから逆転できるようなチームになっていかなければならないと思います。たとえばトップのチームにNECが牙向いて立ち向かっても跳ね返す力を持っているからやれると思いますし、我々がそういう立場になるのであればこういう相手がどうしても必要なところで自分達のプライドで打ち返せるようになるべきだと思う。NECのここからの部分でもあるし楽しみな部分でもあるし、そこが少しでも試合に出せたという事が試合の内容に反映できたと思います。最後ワンショットの差だったという意味では将来性のあるゲームになったと思いますがやはり負けたのは良くなかったと思います。

この一週間、試合に勝つことを意識しました。『プライドかけて勝ちたい』という気持ちもありますし、この後も試合が続きますので、もっと大きなくくりで見れば、NECは勝ちの文化を作りたいと思っています。その意味ではトップリーグの一つの勝ちが大きな価値に繋がりますので勝ちにいった一週間と言えると思います」

NTTドコモレッドハリケーンズ

NTTドコモレッドハリケーンズのセロン ヘッドコーチ(右)、フィルヨーン ゲームキャプテン

NTTドコモレッドハリケーンズのセロン ヘッドコーチ(右)、フィルヨーン ゲームキャプテン

タヴィー・セロン ヘッドコーチ

「今日は絶対勝たなければいけない試合で、勝ってトップ12に入りたかったのですが、今日はビッグゲームで選手達を誇りに思います。よく100%のファイトをしきってくれたと思います。スクラムでもいい流れを掴んでいた事も勝利につながった。フィルヨーン キャプテンも今日のゲームをコントロールしてくれたと思います。

トップウエスト、トップチャレンジ、トップリーグと上ってきたところで選手達の闘う気持ちはトップリーグに値するチームだという事を信じ、重んじこだわってやってきました。上手くいった場面もありました。今シーズンに関してはシーズン序盤で怪我による選手の離脱が多くチーム的にはダメージが大きく、臨機応変に立て直しここまできたわけですが、1勝〜2勝は多く上げられたのではないかと今振り返ると思います。ここまで来て、この2試合、前節と今節『絶対に勝つ』という気持ちを持って闘ったことで選手達に信念が芽生えたと思います。総括すると、トップリーグの6勝はドコモとしては過去ベストだと思います。この先入替戦に入らないように狙いたいですが、もし(入替戦が)決まってしまってもアプローチは変わらないです。勝つためにプレーしてトップ12に入れたら9位を狙って全力でまい進していきたい」

リアン・フィルヨーン ゲームキャプテン

「80分間戦いきった試合だと思いまし、選手達全員が『どれだけこの試合が大事か』と念頭に置いて闘った結果があらわれたと思います。クリスマス前にベストパフォーマンスができたということは大変うれしく思います。ほんとに選手を誇らしく思います」

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