17-18 第12節 キヤノンイーグルス vs. NECグリーンロケッツ
ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第12節
2017年12月16日(土)13:00キックオフ/神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場
キヤノンイーグルス 20-25 NECグリーンロケッツ
接戦はNECが制す
H29年12月16日(土)快晴でラグビー日和となったニッパツ三ツ沢球技場で、トップリーグ第12節、キヤノンイーグルスvsNECグリーンロケッツ戦が開催されました。今年度唯一の神奈川県開催の試合になりました。前座試合は、神奈川県内のラグビースクール小学校2年生のミニラグビー交流戦が行われて、チビッコラガーのハッスルプレーにスタンドから大きな声援が送られていました。
試合は好天で芝の状態も絶好の中、13時にNECのキックオフで開始。試合開始前半は、両チーム拮抗した展開でしたが、21分にNECがキヤノン陣から抜け出してフォローした11番飯山がトップリーグデビューで初トライ。10番森田のゴールも成功して0:7とリード。キヤノンは32分に、NEC陣で得た中央付近からのペナルティーゴールを10番ジャン・クロード・ルースが成功して3:7。39分には、NECの10番森田がキヤノン陣でペナルティーゴールを成功。させて3:10とリードを広げ前半終了かと思われた40分に、NEC11番飯山がこの日2度目の独走トライを左隅に決め、ゴールは不成功で3:15と差を広げて前半を終了。
後半も、両チームのディフェンス良い攻防が続くが56分にキヤノン11番ホセア・サウマキが抜け出してトライを奪い、後半から出場した22番でスタンドオフに入った田村のゴールも成功して10:15となり、さらに62分にキヤノン12番三友がNEC陣22m中央で得たペナルティーゴールを成功させて13:15と2点差に詰め寄る。しかし、71分にNEC12番アマナキ・サヴィエティが中央付近にトライし、10番の森田がゴール成功して13:22とし、76分にはNEC10番森田のペナルティーゴールも成功して13:25と12点差とリードを広げる。試合終了間際の79分に、キヤノン23番ハヴィリ・リチャード・アファが抜け出してトライを決め22番田村がゴールを成功して20:25となったが、惜しくも時間切れでノーサイド。20:25でNECグリーンロケッツが勝利して、勝ち点25でホワイト・カンファレンス5位。キヤノンは勝ち点20でホワイト・カンファレンス6位となった。
キヤノンは前半のアタックチャンスでのハンドリングエラーが響いて流れをつかめず、逆にNECはワンチャンスを生かしてトライで主導権を奪い後半、田村の投入でアタックがかみ合ってきたキヤノンの追撃をしのいで1トライ差で辛勝した。
マン・オブ・ザ・マッチは、トップリーグデビュー戦で見事な2トライを決めたNECの11番飯山竜太が受賞した。
キヤノンイーグルス
今村友基ヘッドコーチ代行
「素晴らしいグラウンドでプレーできたが、自分達のやりたいことをNECさんにやられた。自分たちのミスやペナルティをつけ込まれた。これで終わりではないから、残りの試合を、いつも通り準備をして良い終わり方をしたい」
ティム・ベネット ゲー厶キャプテン
「チャンスがたくさんあったのにも関わらず、そこを物にすることができなかった。NECさんがそういう時にプレッシャーをかけて来ていた。まだできることがたくさんあるので、それをやり切ってシーズンを終えたい」
NECグリーンロケッツ
ピーター・ラッセル ヘッドコーチ
「両チーム共が必死に勝利を目指した試合だった。立ち上がり10分、15分楽しもうという状況で良いアタックができなかった。残念なところはキヤノンさんに息を吹き返されてしまった。また、自陣のエリアで回しすぎたこと。ハーフタイムの指示としてはエリアを取っていこうという中で、実行できなかったこと。
喜ばしいことはルーキーの飯山選手がチャンスを物にしてくれたのは良いことだった」
亀井亮依ゲームキャプテン
「サントリー戦を踏まえ、規律をしっかりしてラグビーをしていこうという中で、監督も言っていた通り良い部分も出たが、カウンターのミスがあったりしたのは悪いところだった。飯山がトライ取れたことは同期としても嬉しいし、これからも若手からチームを盛り上げていけたらと思う」