トップリーグ 2017-2018 第7節 レポート(キヤノン 31-26 神戸製鋼)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第7節
2017年10月7日(土)11:30キックオフ/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
キヤノンイーグルス 31-26 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

神戸製鋼コベルコスティーラーズ

神戸製鋼コベルコスティーラーズのマッケイ ヘッドコーチ(右)、前川キャプテン

神戸製鋼コベルコスティーラーズのマッケイ ヘッドコーチ(右)、前川キャプテン

ジム・マッケイ ヘッドコーチ

「まずは、チームを代表して、キヤノン菊谷選手の150CAPのお祝いを述べたいと思います。
今回の結果に対しては謙虚に受け止め、キヤノンさんのほうが自分たちよりハードワークした結果に尽きる。
試合の入りで、相手に良いスタートを切らせてしまった。
そこから自分たちのペースを少しずつ取り戻してきたが、後半に入って相手にいくつかのトライを許してしまい、最終的にペースを取り戻すのに(時間が)足りない状況になってしまった」

前川鐘平キャプテン

「キヤノンさんに上手くやられたという感じ。
陣地をうまく取られ、僕たちのしたい所でのラグビーができなかった状況が80分続いたという感じだった。
コンタクトの部分で勝ってる場面と、セットプレーで優位に立てる部分もあったが、そこから勝ちに繋げる戦いができなかった。
ここまで6勝してきて、まだ1敗なので、次戦に向けてしっかり準備していきたい」

──最後は、キヤノンがコラプシングだったように感じたが。

前川キャプテン

「スクラムでプレッシャーを掛けようとした。
(判定について)ルールの事なのでどうしようもないと思う。
今のルールでは崩れた状況でも、ボールが後ろにあればプレーするということ。
レフリーも試合を通して、ずっとその様に笛を吹いていたので、そのことに関しては自分たちが何か言える状況ではない」

──ハーフ団を入れ替えた理由は?

マッケイ ヘッドコーチ

「怪我のため、今週の試合では選べなかった。
(10番)清水晶大選手については、自分でしっかりトライを取る事もできたし、トライに繋がるプレーをセットしたこともあった。今回の試合が新たな学びに繋げられたらと思う」

──ラスト1プレーでのペナルティ(ノットリリースザボール)について。

前川キャプテン

「キヤノンのFWが内側に寄っていて、外側にチャンスがあった。コミュニケーションがしっかり取れていれば、外側でトライをとれたのかなと思う。
FWでいくのに固執したことから、(ジャッカルで絡んできた)菊谷選手は経験値のある選手なので、そこを見逃さずにジャッカルに来たのではと思う」

キヤノンイーグルス

キヤノンイーグルスの今村ヘッドコーチ代行(右)、植松バイスキャプテン

キヤノンイーグルスの今村ヘッドコーチ代行(右)、植松バイスキャプテン

今村友基ヘッドコーチ代行

「天気が心配だったが、雨も止んで素晴らしいグラウンド状況の中、選手たちが素晴らしい集中で臨んでくれた結果、望んでいた勝利が手に入って嬉しい。
さら更に菊谷選手の150CAPをチーム全体で勝利で祝福しようという話をしていたし、その通り勝利で150CAPを祝福できたことを嬉しく思う」

植松宗之ゲームキャプテン

「先週に引き続いて勝利できて良かった。
良い準備をして良い結果に繋がったと思うので、またここから良い準備をして良い結果を出せるようにしたいと思う」

菊谷崇選手

菊谷選手

「まずはこの試合に勝てた事を嬉しく思う。
5試合ほど辛い時間を過ごしたけど、チームは明るいままだった。
結果がついてこなかった所だったので、ようやく自分たちのプレーができるようになったんだと思う。
私事ですが、150試合という事で今週はチームが明るくしてくれたことで楽しい練習を一週間できた。
この2連勝を起点にこれから連勝を続けていけたらと思う。
残り8試合、今シーズンで引退をしようかなと思ってて残り少ない現役生活なので、お手柔らかにインタビューをお願いします(笑)」

──終了間際で相手から反則を奪ったジャッカルは、冷静に狙っていたと感じたが。

「ジャッカルについては、たまたまです。
その前に山本貢選手が良いタックルをしてくれたお陰で、ジャッカルできたと思ってます。
こうやって我慢できたのは、今までの辛い時間を乗り越えた結果が最後のプレーに繋がったと思う。
イエローカードが出たり、交代やけが人が出たりの中で、23人全員でプレーできたのは素晴らしいと思う」

──今季で引退を決めた理由は。

「今村ヘッドコーチ代行の練習が辛すぎて、これ以上ついていけないなと‥‥(笑)。
毎日が精一杯で、今日も前半から身体が動かなかったらどうしようかなと思ってました。
そういう毎日を過ごしてるので、もう無理かな? と思います。
今日も後半にトゥパが入ってきて、さあ終わったとグラウンドを出ようと思ったら僕じゃなかったので、マジかと思いながら‥‥。ヘッドコーチ代行もひどい人だなと思いました(笑)」

──攻撃面で良い形で相手陣内でゲームができていたと思うが?

今村ヘッドコーチ代行

「開幕から連敗が続いて勝ててはいなかったが、良いところを継続しながら、もっと良くなるために毎試合毎試合いろいろなチャレンジをしながらやってきた結果、よりゲインラインにアタックしていくのと、10番にオプションを与えていくことにフォーカスしてやった結果、今日は特に田村のところで今まではパスが多かったが、彼が前に出ることでディフェンスする側としては難しかったのではないかと思う。毎試合毎試合成長し続けるチームでありたいと思う」

──神戸製鋼に勝利した事に特別な思いがあるのか?

「特別な思いはある。今年で6回目のチャレンジで勝利できたことは本当にうれしく思うし、個人的にも嬉しく思う」

──菊谷選手の存在について。

「チームの精神的な支えになってもらって、今の僕にリーダーとはどういうことか? とか、チームのいろいろな選手にフォローしてくれたり、一つ一つのプレーに対しアドバイスをしてくれたり、来年も続けてもらいたいところですが‥‥」

──田村選手の起用について

「チームにとって、ベストなスタンドオフを選んだということです。
コンディションもありますし、その時のベストなメンバーを選んでいる。(メンバー入りしていなかった)ジャン・クロード・ルース選手がケガしていたということではない」

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