トップリーグ 2017-2018 第4節 レポート(サントリー 36-11 NTTコム)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第4節
2017年9月9日(土)19:00キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
サントリーサンゴリアス 36-11 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニーHC(右)、金キャプテン

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニーHC(右)、金キャプテン

ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「こんばんは。(と、日本語で。以下、英語で)まず、前半は良かったけれど、ディフェンスで大きなミスが2つあり、サントリーさんに機会を与え、10点を先行されました。また、状況判断に誤りがあり、たくさんトライのチャンスを作ったが、難しいプレーを選択するなど、いつもどおりではありませんでした。サントリーさんにはワールドクラスの選手がいるが、選手たちは競った試合ができたと思います。後半の入りがキーモメントでしたが、イエローカードが出て14人になり、残念な結果となりました。しかし、サントリーさん相手にチャレンジし続けた選手たちの努力を本当に誇りに思います。サントリーさんのプレッシャーの下、こちらもプレッシャーを掛け続けられました」

──ペナルティーで機会を失ったが?

「向かい風を上手く使えず、自陣から22mを越えて出せませんでした。もったいない、つまらないミスにイライラしていました」

金正奎キャプテン

「結果については、残念に思います。準備の段階では、非常に良い準備ができました。パスアウトの状況判断ミスが出て、ビッグチャンスで逆に2本獲られたのが痛かったです。イエローカードが出た時に、全員を同じ方向に向かせられなかった責任を感じています。80分間の選手たちの頑張りは誇りに思います。しっかり、この敗戦が意味あるものになるように反省していきたいと思います」

──スクラムではフラストレーションが溜まったのでは?

「うちの3番が引いているから、スクラムが安定しないとずっと言われて、まっすぐ組もうと試みていましたが、レフリーの判定が全てです。80分間、修正し切れなかったところは、自分たちが良くなかったと思います」

サントリーサンゴリアス

サントリーサンゴリアスの沢木監督(右)、流キャプテン

サントリーサンゴリアスの沢木監督(右)、流キャプテン

沢木敬介監督

「皆さん、お疲れ様です。皆さん、見てのとおりで、選手たちにストレスの掛かる試合になってしまいました。自分たちがコントロールできないシチュエーションになっていました。まあ、悪い中で、ボーナスポイントを5ポイント取れたことはチームの成長と捉えたいと思います」

──スクラムで反則を取れたが?

「もう二人のメンバーが戻ってきて、プロップのコンペティションも激しくなっています。今週もアクションのあるトレーニングが2回できました。相手の3番がシンビンになった場面は、相手の1、2番を狙ったスクラムでしたが、3番が引いているとレフリーに取られました。結果、ノーコンテストスクラムになり、我々の恐れていた最悪の状況になってしまいました。押し損です(苦笑)」

──松井選手がトライするなど活躍したが?

「想定内です(笑)。しっかり、弱点のフィジカルトレーニングをやって来て、体重も筋力も付いて来ています。ポテンシャルのある選手で、将来、日本代表に間違いなく成長する選手です」

──意欲的な新人が活躍しているが?

「ここからドンドンメンバーをいじります。春からしっかり取り組んで来た選手と、なかなか出せていない選手がいます。全員、良いトレーニングをして、コンペティションして行けば、チームとしても強くなれると思います。大事なのは、練習で一番良い奴が試合に出るということです。練習で良いパフォーマンスを出せない選手は出られない。先週も、正直スクラムが悪かったので、今日は他の選手を出しました。当たり前の判断です」

──4連勝だが?

「今週末に、練習ゲームを組んでいます。今、トップリーグに出ていない選手にチャンスを与えて、良いパフォーマンスをしたら次の週に出そうと考えています」

──カンファレンスで1位に立ったが?

「何とも思っていません。今、1位とか2位とかは問題でなく、まず、勝つのが問題なので」

流大キャプテン

「難しい試合でした。良いアタックでトライが獲れたのは良かったです。前半の最初と後半の最初にスマッシュできず、NTTコムさんに攻められたのは、リーダー陣の課題です。勝って反省できるのは良かったです」

──4連勝しているが、課題はあるのか?

「本当にまだまだです。その言葉に尽きます。毎試合、僕らは勝っていますが、もっと良い判断ができるラグビーを目指しています。誰一人満足していません。もっともっとできると自覚しています。これからも、良いプレッシャーの中で練習したいと思います」

RELATED NEWS