トップリーグ 2017-2018 第2節 レポート(リコー 15-31 サントリー)
ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第2節
2017年8月25日(金)19:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
リコーブラックラムズ 15-31 サントリーサンゴリアス
リコーブラックラムズ
神鳥裕之監督
「今日はどうもありがとうございました。我々としては、チャンピオンチームのサントリーさんに勝とうと臨んだのですが、やはり強かったです。前半はセットプレーでプレッシャーを掛けられ、スクラム、ラインアウトでもっていかれました。後半は立て直して、しっかりプレーできた部分もありました。後半の選手たちの素晴らしいアティテュードを次のサニックス戦でも出せるよう、しっかり準備したいと思います」
──次戦に向けてポジティブな点は?
「前半のセットプレーについては満足していないが、ディフェンスが我々の強みだと信じていますので、サニックス戦に向けて1週間で修正したいと思います」
──エリソン選手は?
「練習中の怪我で欠場させました。大した怪我ではないのですが、もし今日プレーすると危ないくらいのレベルです。トップリーグは長いので、無理をさせませんでした。すぐに回復すると思います。ロビーの10番も練習試合でやっていますので、そこは収穫でした」
──負けはしたものの、勝ちイメージが見える戦いで積み重ねを感じたが?
「そう言って頂けると我々としても嬉しいです。ディフェンスからリズムを作るのが我々のラグビーで、トップリーグいちのサントリーさんをしっかりディフェンスして、相手の焦りを誘って攻めようという意図でした。選手がしっかり、同じページを見てやれたと思います。しかし、今日はセットプレーのちょっとした綻びを見過ごさずに、サントリーさんは狙ってきました。試合巧者だと感じました」
山本昌太ゲームキャプテン
「我々としては、昨年チャンピオンのサントリーさんにどれだけできるかとマインドセットして臨みました。しかし、サントリーさんの圧力で、自分たちのラグビーをやらせてもらえませんでした。そこを反省して、監督の言うとおり、良いところもあったので、しっかり修正してサニックス戦に臨みたいと思います」
──勝敗に一番関係したプレーは?
「前半のラインアウト、セットプレーで相手にプレッシャーを掛けられ、リズムに乗れなかった点です。ブレイクダウンで相手のキープレーヤーのジョージ・スミス選手にプレッシャーを掛けられ、苦しんだのがまずかったです」
サントリーサンゴリアス
沢木敬介監督
「皆さん、お疲れ様でした。前半は自分たちのゲームプランどおり入れたと思います。しかし、見てのとおり、相手を生き返らせる悪い部分が出ました。ヤマハ戦に向けて、月曜日から準備したいと思います」
──後半の戦い方は?
「後半も同じ入りで行こうと言ったのですが、あの点差で、選手たちに油断と言うか、シンプルでなく、複雑な感情が生まれたのかなと思います。コミュニケーションもズレて、結果、あのパフォーマンスになったと思います」
──内容的に満足していないのに、2連勝だが?
「僕だけでなくて、選手も誰一人満足していません。ミーティングはお通夜みたいで(苦笑)。ステイハングリーがスローガンですので、現状に満足しないで常に成長したいと思います。来週、しっかり準備したいと思います」
──ヤマハ戦はどういう戦いを?
「まず、オブストラクションをしないよう注意します。ラグビーって、ボールを持っていない人にタックルしてはダメなんですね。自分たちは春からディフェンスの的を絞らせないアタックをやっているので、レフリーの傾向を見ながらオブストラクションに注意してやっていこうと思います」
──ヤマハのゲームを見て?
「スタイルは変わらず、ドンドン良いキャリーが出てくると思います。今日も選手たちにフォーメーションの確認のため、長い時間やらせたかったのですが。ヤマハさんのシンプルなアタックに、自分たちが相手の強みを消して、ボールを持って、どうスペースを突くかというゲームになると思います。しっかり、来週準備したいと思います」
──来週、すでに完売のチケットもあるが?
「まあ、良いんじゃないですか?(笑)良いと思います」
流大キャプテン
「前半は意図したラグビーができましたが、後半は反省の残る試合でした。勝って、5ポイント取れたことだけが収穫でした。ヤマハ戦に向けてしっかり修正したいと思います」
──後半の戦い方の反省は?
「21-3で折り返して、どこかに緩みがあったと思います。ボディランゲージも、トライを獲られたらちょっと落ち込むとか、コミュニケーション取れなかったりとか見せてしまいました」
──後半、追い上げられたが、凌ぎ切ったのは?
「正直言いますと、後半は僕の中では良いところはなかったです。相手のラグビーに合わせてしまいました」
──ヤマハ戦の戦い方は?
「真っ向勝負で、セットプレー、ブレイクダウンで勝つことがテーマです。アグレッシブアタッキングラグビーという僕らの目指すラグビーで勝ちたいと思います」